でもauは好きじゃない….

auからiPhoneが発売される(ようだ)というニュースは大きな反響で,いろんなところで報道されている.私はもちろんソフトバンクでiPhoneを使っているわけだが,1ユーザーとしては選択肢が増えたわけで歓迎すべきことではある.で,先走って私なりにこの二つのiPhone環境を比べてみたい.

まずよいくいわれるソフトバンクの電波の問題だ.私の環境ではこの電波は問題ない.当然圏外になることはあるが,以前に持っていたドコモの携帯だって圏外になるところはあった.iPhoneの場合はそれが心持ち増えたかも知れないという程度.auの電波はどうかは知らないが,電波は私には選択基準にはならない.いちばん問題になるのは通信費・サービスだ.電話はあまりしないがソフトバンク同士は一部の時間を除いて無料,家族同士は無料というのは魅力的だ.またパケットし放題の価格設定もドコモなどのスマホに比べて安い.新幹線N700系やマクドナルドでの無料WiFiもありがたい.auでそのような価格体系・サービスになっているか,そうだとすれば純粋に値段の高低が選択基準になる.ただし,auの回線ではiPhoneの使用には以下の制限があるらしい.

  • 通話中にはメールの確認やマップを見ることができない.これは通信規格の問題であるらしい.
  • MMS(キャリアメール)が使えない.これはauの独自規格のためらしい.それゆえ,これは改善される可能性がある.

私には最初の制限は気になるが,キャリアメールは元々使っていないのでどうでもよい.インターネットメールとSMSが使えればよい(SMSは使えるんだろうな?).よって上の二つはau選択の決定的な障害にはならない.実は私の心の中でいちばんの障害はau-KDDIという会社そのものなのだ.タイトルにあるように好きではないのだ.ドコモよりも好きではない.それは次のような理由からだ.

  1. KDDIの前身はKDDである.日本における国際電話を独占的に扱ってきた公社だ.NTTの国際電話版である.しかし,通話料金が馬鹿高い.NTTだって,今から思えば高いものだったがKDDはそれの比ではない.(たとえばここを見よ)価格が高いだけではなく顧客に対する態度も悪かった.その対応で不快な目にあったことが少なからずあったのだ.
  2. 経営陣の見識.先日も書いたがiPhone発売時におけるKDDIの社長の発言などは経営陣の体質をよく表している.昨年,経営陣は一新された新機軸を打ち出している.iPhone発売もその一つだが,これも「お尻に火がついた」ための苦肉の策との印象がある.ズレた感覚がそう簡単に矯正できるかどうか.
  3. Android のCMのヒドさ.Android auと銘打ちアイドルグループの嵐を起用して大々的にTV CMを放ったのは記憶に新しい.私はそのCMを見てこの会社の誠意を疑った.iPhoneで普通に出来ることを,さもauのスマートフォンならではの機能のように紹介していた.これは消費者をだますものではないのか?こういうことを許す体質は私は嫌いである.

というわけでau-KDDIは好きじゃない.しかし,最初にあげた価格・サービス面でソフトバンクよりも魅力的ならばもちろん乗り換える.ただ,今の情勢ではそこまでは多分期待できないだろうと思う.もしもauがソフトバンクを凌駕するようなプランを提示できるならば尊敬しよう.

auからiPhoneだって!?

そろそろiPhone5の発表のイベントのアナウンスがあるはずだと今朝インターネットのニュースを調べていると,次期iPhoneはauからも発売されるという知らせが飛び込んできた.これはかなり衝撃的で,すでにあちこちでひと騒ぎになっている.もちろん正式な発表ではないが,それを最初に伝えた日経の記事はかなり確定的で,自信ありげな書きっぷりをしている.しかもこのニュースは朝日新聞の夕刊にも載っていた.これはもう確実と思わざるを得ないだろう.

iPhoneが日本で発売されたとき,私はこれを携帯電話における黒船だと言った(iPhoneが開国を迫る携帯鎖国ニッポン).あの頃,同じように思った人は少なくないはずだ.ところがドコモとauのお偉いさん方は違った.現実から目を背けようとしたのか,あるいは見る目がなかったのか,iPhoneをその他大勢の携帯機種と同一視したのだ.これがどういう結果を招いたかは山手線の車内の様子を見れば一目瞭然だ.

実を言うと,私は最近までauは沈みゆく泥船だと思っていた.というのも上で言及したお偉いさんの発言,例えば「日本のユーザーにスマートフォンはまだ早い」,「日本のユーザーは携帯のテンキーでの入力を好む」etc. があまりに頓珍漢だったからだ.トップがこんな見識ではこりゃダメだと思った.実際,auはここ数年ヒドい落ち込みようだった.ところが昨年社長が交代して少し風向きが変わってきたようだ.なんだかヤケクソ気味なところもあるが,これまでの保守的&上から目線のauとはひと味違った雰囲気を出している感じだ.ただし,まだ業績にははっきりと表れているようではないが.そんな状況のときに今回の報道である.

契約者数ではソフトバンクの猛追にあって,その足音が聞こえてくるauにとってはなりふり構わぬ事態であるとも言える.報道通りなら業界地図はまた塗り替えられるだろう.ソフトバンクの落ち込みは避けられない.しかし,携帯電話会社の浮沈よりも携帯電話を作る日本のメーカーの落ち込みの方が気になる.このままではiPhoneにやられっぱなしになる.私はiPhone使いだが,それは心配である.iPhoneのようなエコシステムを作り上げれば理想なのだが,日本のようにメーカーがいくつもあり,各携帯電話会社に横断的にハードを提供しているシステムではそれは難しい.日本のメーカーの技術で何とか頑張って欲しいものである.

脱原発集会に参加

今日,東京の明治公園で開催された脱原発集会「さようなら原発」に参加した.会場の明治公園はすごい数の人で,立錐の余地もないというのはこういうことを言うのだろう.また,会場に入りきれず周りに立っている人々の数も多かった.私はこの種の集会には参加したことはないのだが,明らかに年配者(60代以上)と女性の比率は高かった.

よく言われることだが,原発推進を許してきたのは,時に無関心であった人々の側にもその責任の一端はある.年配者が多かったのはそういう気持ちで,責任を感じているからではないだろうか.私はずっと反原発の気持ちであったけれども,それを行動というものに表さなかった.その反省をこめてこの集会に参加した.今後もささやかではあっても,あらゆる機会を捉えてこの行動は続けていきたいと思う.

主催者側のスピーチ・メッセージの後デモ&パレードとなった.この人数なので3つのグループに別れてパレードをした.私は新宿駅に向かうコース.このコースを選んだわけではなく,混雑の中流れにまかせていると新宿駅コースになっていた.多少日差しはあったがそれほど蒸し暑くはなく,また風も適度に吹いていたので,よい運動になったともいえる.

パレード自体はなごやかな雰囲気であった.見知らぬ人々のウォーキングだが,「脱原発」という目的を共有しているということが仲間意識を作り,みんなを気持ちよくしているような気がした.

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