どうしようもない人間が権力を握るとこういうことになる


最近は新聞をすすんでは見たくないことが多い.嫌なニュースばかり目にするからだ.それも第一面でだ.テレビのニュースにしても,NHKは会長の息がかかった安倍晋三寄りのニュースばかりで吐き気がする.NHKに気骨のあるジャーナリズムを期待するのはもうだめかもしれない.

タイトルにある「どうしようもない人間」とは我が Prime Minister のことである.彼に複雑系理論を理解しろとは言わない,カント哲学の何たるかを論じろとは言わない.しかし物事を理解するとはどういうことかがわかっていないし,そのための知性・教養が欠けていると断言する.例えば,彼のよってたつところの権力は日本国憲法に源泉がある.それを彼は全く理解していない.彼の言動を見れば,おそらく立憲主義というものは言葉として知っているだけで理解はしていないだろうと思われる.察するに,これまで自分の中で物事を深く考えてきちんと理解することの訓練も受けたことがないし,教養・文化というものにも無関心だったに違いない.物事を多面的に考えるということが出来ないのだろう.彼のような年になっても未だにこのような知性が身に付いていなければ,もう一生身に付くことはあるまい.

普通はこういう人がいてもいなくても,私には関係ないが,これが彼のような権力者であればたまったものではない.今朝も不愉快なニュースを目にした.一つは,例の「残業代ゼロ法案」である.厚労省が同意の方向だと言う.しかし,どこをどう考えたらこのような馬鹿な法案が出来るのか理解出来ない.ヨーロッパ諸国に見せられない,まったく恥ずかしい法案だ.なぜ人権という概念が生まれ尊重され,そしてなぜ労働組合などで労働者の権利が保障されなければならないのか彼らには分かっていないのだろう.資本主義の歴史から学ぶべきものであるのだが,そんなことを言っても分からないのだろう.

もう一つは,原子力規制委員会の委員から「審査を厳格に」という委員を外して,代わりに推進派の委員を入れたというニュースだ.しかし,下の記事にあるように,代わりに入った推進派とされる田中知東京大教授が原発の関連団体から報酬を得ていたのだから呆れる.このような人選をして,恥ずかしいともおかしいとも思わないのだからまったく信じられないのである.

原子力事業者から3千万円も 研究で規制委審査委員6人

 原子炉や核燃料の安全性について原子力規制委員会に助言する二つの審査会の委員6人が、原発メーカーや電力会社の関連団体からそれぞれ3277万~60万円の研究費などを過去数年間に受け取っていたことが22日、分かった。規制委事務局の原子力規制庁が公表した。

最も多かったのは東京大の関村直人教授で、三菱重工業と電力関係団体の電力中央研究所から研究費計3277万円を受領。審査会長を務める田中知東京大教授は、日立GEニュークリア・エナジーなどから計110万円受領したほか、東京電力の関連団体から50万円以上の報酬も得ていた。

(共同)
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