「自分たちのサッカーをする」か….


W杯サッカーの日本の初戦,コートジボワール戦を見た.御存じのように結果は1−2の逆転負け.

一般的に言って,サッカー放送は,民放はどうもいけない.日本ばかり贔屓するから不愉快になる.応援するのは結構だが,放送においてはゲームや個々のプレーを正確に伝えることが優先されるべきである.多少感情が表に出るのは構わないと思うが,今のほとんどの放送はその度が過ぎている.日本チーム同様相手チームであっても,一生懸命戦っているのだから,そこはきちんと評価してあげないといけないと思うのである.

で,今日の放送はNHKだったので,そんな不愉快な放送にはならないと思っていたのだが,若干期待は裏切られた.もちろん民放ほど”けたたましい”放送ではなかったが,どこか冷静さを欠いた内容だった.試合は前半に本田圭介のゴールで先制してリードを奪ったが,その後は素人目に見ても押されっぱなしで,いつ得点されてもおかしくない状況だった.相手チームの勢いもあったし,日本の方はつまらないミスが多く,更に動きも鈍い.前半リードして終わったものの薄氷を踏む状態だった.しかし,なぜかアナウンサーも解説者もはっきりとはそれを指摘しない.「リードしているから頑張れ」みたいなことしか言わない.前半戦のボール支配率は圧倒的にコートジボワールで,彼らのパスに振られて,日本チームは相当消耗しているように見て取れた.これでは後半相当キツいのではないかと思っていたが,案の定後半あっさり逆転されてしまった.スタミナが切れたのか,逆転されても日本チームの動きは鈍く,そのまま試合は終わってしまった.

W杯は4年に一度のお祭りだから,そのお祭り気分を盛り上げたい気持ちはわからないでもないが,実況中継では試合をきちんと分析をして欲しかったと思ったのである.

この試合でもう一つ気になったのは,試合後の選手のコメントである.その多くとTVの解説で聞かれたのは,

「日本らしいサッカーではなかった」,「次は日本らしいサッカーを展開する(せよ)」

このような言葉は今回だけではなく,ほとんどいつも語られることだ.しかし,私は本当かなあと思うのである.私はサッカーは素人である.だが,サッカーに限らず対戦相手が存在するスポーツにおいては,相手のことも考慮すべきだろう,と思うのである.自分のやり方だけで勝てるのはよほど実力差がある場合に限られるのだと思う.そうでない場合は,相手のメンバーや弱点を考えて戦略を立てるのが普通ではないか.それほどフレキシブルにプレーの選択肢がなくても,自分たちのやれることと持ち駒の中で最善の対応を考えるべきであろう.もちろん,それは監督の役目かもしれないが,実際にプレーする選手もそういった基本的なことは理解するべきではないだろうか.(相手チームへのスカウティングの問題もあろうが)

ただ,選手たちはうるさいマスコミ用にそのようなコメントしているだけなのかもしれないが.

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